GO PREMIUMに代表される都市型ハイヤーの「おかしさ」を考える 〜タクシーとの境界線はどこに?〜

タクシー

今回は「GO PREMIUMに代表される都市型ハイヤーの「おかしさ」を考える 〜タクシーとの境界線はどこに?〜」を開こうと思います。

とりま、東京では近年、配車アプリ「GO」などを通じて利用できる 都市型ハイヤーのGO PREMIUM が注目を集めていまて、御仲間の帝都が8月4日から7台でGO PREMIUMを運区しゆくゆくは13台体制にするそうです。

高級車両や上質なサービスを提供する点は魅力的ですが、制度の仕組みをよく見てみると「これは少しおかしいんじゃネ?」と感じる部分がいくつもあります。(笑)

今回は、都市型ハイヤーの制度と実態のギャップについて考えてみます。

【本来のハイヤーとは?】

従来のハイヤーは、法律上「予約制の事前契約車両」とされてい以下がその条件に苗います」。

・事前予約が必須

・出庫から帰庫までが料金の対象

・時間制・契約ベースで運賃が発生

つまり、電話や契約書による依頼を前提に、利用前に金額を確定させるのが本来のハイヤーの本来の姿です。

【GO PREMIUM の仕組み】

一方で GO PREMIUM は、公式サイトで次のように説明されています。

・予約不要

・最低料金なし

・アプリで即時配車

・プレミアムチャージ(0〜50%)を加算

実際の流れとしては「アプリで依頼 → 料金提示 → 承認 → 配車」になり、これはタクシーの 「事前確定運賃」 とほとんど同じ仕組みに見えます。(苦笑)

【タクシーとの違いはどこに?】

ここで疑問が生まれます。タクシーの事前確定運賃も「アプリで料金提示 → 確定 → 配車」という流れです。

・結果、タクシー・・・・ 運賃は自治体の認可制で自由度が低い

・都市型ハイヤー … 法的には「予約型契約」とされ、運賃の自由度が高い

なので、実態はタクシーに近いのに、制度上はハイヤー扱いで料金自由化が認められている というのが現状です。(*´ω`)

【プレミアムチャージの違和感】

GO PREMIUM の大きな特徴が「プレミアムチャージ」です。サイトによると、運賃に対して 0〜50%を追加請求 でき、下限は500円だそうです。

例えば、東京から成田まで運賃が3万円の場合、最大で4万5千円に跳ね上がる可能性があります。

タクシーなら固定の事前確定運賃で走りますが、都市型ハイヤーは需要や条件によって料金が大きく変わるのです。(*´ω`)

【国が認めた理由】

国が都市型ハイヤーに自由料金を認めているのは、法的に「予約型契約」と位置付けているからです。

しかし実際には「予約不要・即時利用可能」という点で、従来のハイヤーとは大きくかけ離れています。

法律上の建付けと実際の運用がズレていることが、利用者から見て「分かりにくい」、「不透明」に映る要因になっています。

【纏めると】

・都市型ハイヤーは予約不要で、タクシーの事前確定運賃とほぼ同じ仕組み

・それでも制度上はハイヤー扱いで、料金自由度が認められている

・プレミアムチャージ(0〜50%)が利用者にとって不透明感を強めている

結局、都市型ハイヤーは タクシーとハイヤーの「いいとこ取り」をした制度 ですが、その境界は非常に曖昧です(苦笑)。

今後、制度の整理や透明性の確保が進むのかどうか、注視する必要がありそうです。(*´ω`)