今回は「GO優良乗務員」の正体とは?・・・・選ばれても誰も理由がわからない摩訶不思議な制度」を書こうと思います。
とりま、タクシーアプリ「GO」を利用していると、乗務員のプロフィール欄に「優良乗務員」と書かれていることがあります。乗客としては「きっと安心できる人なんじゃネ?」と思える肩書きですが・・・・実はこの称号、乗務員自身がどうすればなれるのか分からないという、なんとも不思議な制度なのです。(笑)
【GO優良乗務員とは?公式の説明】
GOの公式サイトによれば、「GO優良乗務員」とは、「GOの利用者様から高い評価を受けているなど、一定の基準を満たす乗務員」とされています。
この説明だけを見ると、「なるほど」と思うかもしれませんが・・・・肝心の「高評価」の具体的な内容や、「一定の基準の中身」は公開されておらず、極めて曖昧です。つまり、何をどう頑張れば「優良乗務員」になれるのか、その道筋は見えないままなのが現状で、本人が知らい間に「優良乗務員」になっていたというケースも有る位です。(笑)

【乗務員の間では「謎」扱い】
GOを利用している乗務員の間では、この「優良乗務員」制度はすっかり「謎の称号」として扱われています。
ある日突然「優良乗務員」に選ばれ、アプリ内に表示されたりするものの、「なぜ自分が選ばれたのか」は誰も説明してくれません。草
また、真面目に接客し、事故もなく、安全運転に努めているのに選ばれない、というケースも多く、「何が評価されているのか分からない」という不満の声も少なくありません。
中には「どう見ても接客が雑な人が優良乗務員になっている」と感じるケースすらあり、制度自体への不信感が広がっています。
【「名ばかり優良」になってないか?】
さらに厄介なのは、仮に「GO優良乗務員」に選ばれたとしても、そのことによる明確なメリットが存在しないという点です。
たとえば、アプリ上で表示されるといった「アプリ内の見た目の変化」はありますが、それ以外に特別な報酬や手当があるわけでもありません。
一部では「サンキューチケットの対象になる」、「乗車率が上がる」といった噂もありますが、明確な運用ルールや周知もないため、「結局、自己満足の肩書きなんじゃネ?」という冷めた見方をされてしまうのも無理はありません。
【ブラックボックスに包まれた「評価基準」】
もちろん、GOの運営側も無作為に優良乗務員を選んでいるわけではないでしょうが、おそらく、乗客からの★評価の平均点、件数、乗車拒否の有無、事故歴やクレーム対応の履歴、さらには稼働日数や走行実績など、複数の指標を加味しているものと考えられます。
しかし、その基準がどのような配分で評価されるのかは一切公表されていません。しかも、★評価は乗務員自身がアプリで確認することができず、自分がどのような点で高評価・低評価を得ているのかも分からりません。
つまり、改善のしようがないので、「評価制度」として致命的な欠陥といえるでしょう。
【優良乗務員に乗ると追加料金がかかる?】
乗客側から見た時、「優良乗務員ってことは、追加料金がかかるのでは?」と不安に思う方もいるかもしれません。
しかし、GO優良乗務員の車両に乗っても、料金は通常通り。追加費用は一切かかりません。
これは、あくまでGO運営が「この乗務員は高評価を得ている」として内部的に認定した結果であり、指名したわけでも、有料オプションを選んだわけでもないからです。
一方で、同じGOアプリ内には、エリア限定で「プレミアムGO」や「優先配車」など、有料の指名制度も存在しますが、それは全く別のサービスです。
「優良乗務員」は、追加料金なしで「当たりのドライバー」に出会える可能性が高いという、ある意味お得なラベルなのです。
【ま評価される仕組みが見える時代に・・先ず無理(笑)】
「GO優良乗務員」は、うまく活用されれば「信頼できる運転手ですよ」という目印になる制度ですが、しかし現状では、乗務員本人にとっては「何を評価されたのか分からない」、選ばれなかった人にとっては「どうすればなれるかも分からない」という、ブラックボックス的な運用が続いています。
これでは、本来あるべきモチベーションを高める制度としての役割が果たされているとは言い難いでしょう。
今後もし、GOがこの制度を乗務員の評価や育成に活かしたいのであれば、最低限、「何が評価されているのか」、「どうすれば目指せるのか」を明示する必要があります。
せっかくの制度が「形だけの優良」にならないように評価が「見える化」される日を期待したいところですが、今迄のGOのサンキューチケット配布条件、アプリのランキング表示、乗務員評価の★スコア、配車の優先順位=どの車両にGOが来るか?、などの内容がブラックボックスが多すぎて無理の様です。(笑)