今回は「白タク」疑いで逮捕のネパール国籍男、不起訴処分は何故?」 を書こうと思います。
とりま、京都地検は8月7日、白タク行為=無許可のタクシー営業を行ったとして道路運送法違反の疑いで逮捕された大阪府豊中市のネパール国籍の男46才を不起訴処分にしましたが、例の如く、処分の理由は明らかにしていません。
この様に、ニュースで「被疑者は不起訴処分となりました。理由は明らかにされていません」・・・・もう聞き飽きたフレーズではないでしょうか?。
「なぜ不起訴なのか」を知りたいのは国民の当然の感情ですが、検察はほとんど説明しません。ではこの「鉄壁の無言」の裏には、制度上の理由や都合のいい事情が隠されている様です。
要は、「不起訴理由は「不明」で片付けられる日本 ・・・・検察は本当に説明責任を果たしているのか」って事です。(笑)
ニュースでお決まりのフレーズ「不起訴処分となりました。理由は明らかにされていません」。この一言で、事件の行方や真相への国民の関心はバッサリ遮断されて草ですが、本当にそれでいいのでしょうか?。
起訴、不起訴処分は検察が持つ強大な裁量の象徴ですが、その理由を明らかにしないのは、国民に対する説明責任を放棄しているとしか思えませんw。
【検察だけが知る「秘密の理由」】
日本は「起訴便宜主義」を採用しており、起訴するかしないかは検察の独断で決まります。
そして不起訴となった場合、その理由はほとんど公表されません。なので、国民には「理由は不明」とだけ伝えられ、真実は検察庁の引き出しの中にあります。(笑)
この不透明さは、世界的に見ても異常なレベルです。
【名誉保護という建前の裏で】
不起訴理由を明かさない最大の理由は「被疑者の名誉やプライバシーを守るため」と説明されています。
もちろんそれも一理ありますが、しかし、裏を返せば「警察・検察の捜査が不十分だった」、「立件に自信が持てなかった」ことを隠す口実にもなり得ます。
守られているのは被疑者の名誉だけでなく、検察自身の面子ではないか?・・・・そう疑いたくなるのです。
【捜査機密という万能カード】
「捜査手法が漏れると今後の活動に支障が出る」。・・・・これもよく使われる説明ですが、実際には捜査の失敗や不手際まで包み隠せる便利なカードになっている事も事実です。
国民から見れば、検察が自分の都合の悪い事実まで「機密」の名の下に隠しているようにしか映りません。
【社会的混乱を避ける?それとも批判を避ける?】
政治家や大企業が絡む事件では特に、不起訴の理由は頑なに伏せられます。「社会的混乱を避けるため」という名目ですが、実際は「世論の批判を避けるため」にしか見えません。
説明を拒むことで、検察はかえって国民の不信を招いているのです。
【不起訴にも種類があるが・・・・】
内部的には「嫌疑不十分」、「起訴猶予」、「心神喪失」、「罪とならず」など区分はあります。
ですが、それが公表されるのは被疑者本人や弁護人が請求した場合だけです。なので国民には「不起訴理由は不明」としか知らされません。
司法が国民から距離を置き、説明責任を軽視している構図がここにあります。
【纏めると】
検察は「国民の公益の代表」として起訴・不起訴を判断する立場にあります。その決定は一人の人生を左右し、社会的影響も極めて大きいものも事実です。
それにもかかわらず、不起訴理由を説明しないのは「責任ある国家機関」としてあまりに不誠実です。
不起訴が「不明」で済まされる限り、国民は真相を知らされないまま。そうなると、これは単なる情報不足ではなく、司法制度そのものへの信頼を損なう行為です。
検察には「説明責任を果たす」という至極当たり前の姿勢が求められているのではないでしょうか?。・・・・知らんけど(笑)(*´ω`)