とりま、コタクシーってやばいの?(笑)・・・・
都内のタクシー乗務員なら一度は耳にしたことがあるかもしれません。
今回は東京都足立区東綾瀬にある「エコシステム株式会社(通称エコタクシー綾瀬営業所)」について、運賃体系から求人条件、ネット上の評判まで、話題になっている“やばさ”の真相を探ってみました。
【東京都の標準的なタクシー運賃と比較】
現在の東京都の標準的なタクシー運賃は、
・初乗り1.096kmまで500円
・加算運賃は255メートルごとに100円
・時速10km以下では1分35秒ごとに100円加算
・深夜・早朝(22時~5時)は2割増し
一方、エコタクシーを運営するエコシステム株式会社は、
・初乗り825メートルまで370円
・迎車料金も370円
・深夜割増なし
・251メートルごとに80円加算
・6,000円超で1割引、9,000円超で2割引、12,000円超で3割引
という独特な料金設定を採用しています。
【乗務員にとってのメリットとデメリット】
利用者にとっては料金が安く見える部分もありますが、深夜割増が無い点は大きな注意点です。
タクシー乗務員にとって「一番稼ぎやすい夜の時間帯の売上が減る」というデメリットにつながります。
【求人条件と実態のギャップ】
エコシステム株式会社は、
・歩率最大67%
・入社祝い金100万円
といった高待遇をアピールしています。
求人情報では「平均月収50万円」という数字もありますが、ネットの声では「祝い金は10年勤務後に支給される」など、実際の条件と異なるという指摘も少なくありません。
【人員不足と噂の背景】
同社の保有台数は144台、従業員数は255人とされています。
タクシー業界の一般的な適正乗務員数は「車両数×2.5人」とされるため、本来なら360人前後が必要です。
つまり100人以上の乗務員が不足している計算となり、条件が良いはずなのに人が集まらないのは、会社の内情に不安を感じさせる要因とも言えるでしょう。
【まとめ】
エコシステム株式会社(エコタクシー)は、料金体系や求人条件が一般的なタクシー会社と大きく異なります。
一見すると利用者や乗務員にメリットがあるように見えますが、実際には条件の裏にギャップや課題も存在しています。
ネットで「やばい」と言われる背景には、こうした待遇の表と裏があるのかもしれません。