現金払いでも100円?・・・・GOの「車内決済手数料」に感じる100円の違和感

配車アプリ

今回は「現金払いでも100円?・・・・GOの「車内決済手数料」に感じる100円の違和感」を書こうと思います。

とりま、GOのサイトを見ると、「車内決済とは何ですか?」のQにアンサーとして、「降車地に到着した際に、現金その他タクシー会社所定の方法にてお支払いいただく方法です。」としっかり記載されています。

その点を含めて今回はそのGOの「車内決済」の事を書こうと思います。
配車アプリ「GO」が便利なのは、日ごろから利用されている方なら実感されていることだと思います。
スマートフォンで簡単にタクシーを呼べて、車内ではスムーズに降車、精算もキャッシュレスで完結は・・・・確かに便利な時代になりました。

ところがある日、こんな記事が目に入りました。それは、GOが8月4日から「車内決済手数料100円を徴収」するという記事です。

原文は「いつも『GO』をご利用いただき誠にありがとうございます。車内での決済方法の多様化に伴い、現金決済の維持を含むシステム対応コストおよびオペレーションコストが増加しており、2025年8月4日(月)より、東京23区・武蔵野市・三鷹市にて、『GO』アプリで配車依頼時に車内決済を選択された場合は、新たに取扱手数料100円をいただきます。
なお、『GO』アプリで配車依頼時に、「GO Pay」でのお支払いを選択された場合は取扱手数料はかかりません。」という物です。

これも見た時、「え?現金で支払ったのに、なんで手数料100円が取られてるの?」と。(笑)

気になって調べてみると、このちょっとだけの違和感には、それなりの背景があるようです。

【車内決済手数料100円・・・・実は現金でもかかるのです】
GOを通じてタクシーを配車すると、「車内決済手数料」とし
て100円が追加されます。
これは一見すると、クレジットカードやQRコード決済など、キャッシュレス処理に伴う費用だと思われがちです。

ところが実際には、現金で支払った場合でもこの100円が発生します。
つまり、GOでタクシーを呼んで、降車時に現金を手渡しで支払っても、しっかり100円が加算されているのです。

もはやこれは「決済手数料」というより、「GOを使ったら一律100円かかります」といった方が、より実態に近いかもしれません。草

【何のための手数料なのでしょうか?】
一般的に「手数料」と言えば、何かしらの処理コストや運用経費に対する対価というイメージがあります。
たとえば、クレジットカード決済であれば、カード会社や決済代行会社に支払う手数料があるのは当然です。

しかし、GOで配車し、支払いは現金だった場合は、こうした処理は発生しません。
それでも一律で100円がかかるのは、「配車したこと自体」に対する料金と考えるのが自然かもしれません。

言い換えれば、GOアプリでタクシーを呼んだことへの「利用料」が、手数料という名前で徴収されているのです。

【乗務員には還元されないケースも】
気になるのは、この100円がどこへ行くのか、という点です。
利用者は手数料を支払い、では乗務員に何か還元があるのかというと、そうでもないようです。

多くのタクシー会社では、この100円が歩合給の計算に含まれないケースもあります。
つまり、ドライバーの収入にはならず、GOまたは会社側の収益になっている可能性があります。

この点でも、「アプリを通したから100円高くなった」という印象だけが、利用者とドライバー双方に残ってしまいます。

【GOが主張するであろう理由】
もちろん、GOとしては「配車システムの開発・維持にコストがかかっている」、「利便性に対する対価」と説明するかもしれませんが、後だしジャンケンの感は否めません。実際に、アプリの開発・運用やカスタマーサポートにはそれなりの費用がかかっているはずです。

しかしながら、問題は「利用者がその説明を受けていない」点にあります。

「決済手数料」と記載しているにもかかわらず、現金でも同額が課金されるという仕組みには、やはり説明不足の感が否めません。

【たかが100円、されど100円】
配車アプリの利便性に100円支払うこと自体は、理解できないわけではありません。
しかしながら、現金での支払いでも同様に手数料が発生するというのは、やはり少し納得しづらい仕組みです。

この手数料が「配車機能の利用料」であるなら、そのように明記していただいた方が、利用者もモヤモヤしなくて済むのではないでしょうか。・・・・知らんけど(笑)

毎回の利用ではたった100円かもしれません。ですが、積み重なれば意外と大きな金額になり、やがては利用そのものを敬遠する人が出てくるかもしれません。

利便性の裏に潜む「小さな違和感」・・・・GOにはぜひ、その透明性にも配慮していただきたいものですネ。おそらく無理でしょうが(笑)