今回は「配車アプリGOは本当に全国対応?・・・神奈川・富山・山口で見えた「全国制覇」の実態」を書こうと思います。
とりま、パトロールをしていたらYahoo!ニュースに「GOは、タクシーアプリ「GO」の提供エリアについて、島根県で9月下旬にサービスを開始する。これにより、全国47都道府県で利用できることになる。(原文ママ)」とい記事を見つけました。
タクシー配車アプリ「GO」は、ついに全国47都道府県に展開したと発表しています。これを聞くと「GOがあれば日本中どこでも呼べる!」と思いがちですが、実際にフタを開けてみると事情は少し違います。確かに各都道府県にサービスは広がりましたが、県内すべての市町村で使えるわけではなく、対応しているのは限られた地域だけです。全国制覇と言いつつも、その中身を見てみると「使える場所」と「使えない場所」の差がはっきりしているのです。(笑)
【全国の自治体数】
全国の自治体数は、市が792、町が743、村が183、計1,718市町村に23の特別区を加えた1,741の自治体が47都道府県に有るって事です。なので、GOが47都道府県に進出と聞くと全ての都道府県で使用できる様に思いますが、全く違います。(笑)
【47都道府県進出=全国対応ではない】
GOの公式発表では「全国47都道府県に展開!」と強調されています。しかし、日本には1,741の自治体が存在し、そのすべてで利用できるわけではありません。つまり「進出=対応エリアがある」という意味なので、利用者が期待する「全国どこでも呼べる」とは違うのです。ww
又、GOが利用出来る地域でも※:一部地域を除くと言うエクスキューズが付いています。
【神奈川県のケース】
神奈川県には33の自治体がありますが、GOが利用できるのは25の自治体。大部分をカバーしているように見えても、まだ8つの自治体では使えません。県全域を網羅しているとは言い難いのが実情です。
【富山県のケース】
富山県は15の自治体がありますが、対応しているのは富山市・黒部市・魚津市・滑川市の4つのみ。利用可能率はわずか26%で、県内の大部分ではGOを呼ぶことができません。
【山口県のケース】
山口県は12の自治体がありますが、GOが使えるのは山口市と防府市のみ。しかも両市内すべてではなく、一部地域を除くと注釈付きです。こうなると「県で対応している」と言っても、実際の利便性はかなり限定的になります。
【鹿児島県のケース】
鹿児島県には43の自治体が有りますが、利用出来るとこは鹿児島市だけで、それも※:一部地域を除くと言うエクスキューズが付いています。草
って事は鹿児島県の2.3%の地域でしか使えず、それも一部地域を除いているので、鹿児島市全域ではGOは使えません。www
【GO全国制覇の実態】
全国47都道府県を調べたわけでは有りませんが、ほゞほゞどの県も前記した道府県と同じ様です。なので、「全国47都道府県に展開」という表現は間違ってはいませんが、実際には都市部や人口の多いエリアに絞って展開しているのが現実です。地方や郊外では利用できない市町村がまだまだ多く、利用者にとっては「全国制覇」と言われてもピンとこないのが本音ではないでしょうかw。・・・・知らんけど(笑)