空飛ぶ車って言うけど…実は“車”じゃなくてガッツリ航空機ですw

タクシーの話題

今回は「空飛ぶ車って言うけど…実は“車”じゃなくてガッツリ航空機ですw」を書こうと思います。

最近あまり日本では聞かなくなった「空飛ぶ車」ですが、偶にニュースとか「空飛ぶ車」って見てると、未来感あってワクワクするんですけど、実態をよく調べると「え?マジか~、これ車って言えるの?」ってツッコミどころ満載なんですよネ(笑)。要は、基本はヘリコプターやドローンの進化版みたいなもので、街を普通に走るわけでもないんです。じゃあ、なんで「車」って呼ぶのか?そして規制はどうなってるのでしょうか?

【空飛ぶ車の正体】

名前は「車」なんですけど、実際の中身は電動垂直離着陸機、いわゆる「eVTOL(イーブイトール)」ってやつです。簡単に言うと、大きめのドローンか電動ヘリに近い仕組みです。一部には翼をたたんで道路も走れる機体もあるんですが、大半は空専用で、つまり「車っぽいイメージで呼んでる」だけなんです。ww

【なんで車って呼ぶの?】・・・・その理由を考えていみた

・「空飛ぶドローン」じゃ夢がないから、キャッチーな「空飛ぶ車」にしてる。

・将来的にはタクシーや自家用で使える「車感覚の移動手段」にしたいから。

・航空機って言うとハードル高いイメージがあるけど、車って言えばちょっと親しみやすい。

・・・・・・・要はマーケティングの都合が大きい様です(笑)。

【大阪万博での現実】

実際、大阪・関西万博でも「空飛ぶ車」を使った商用運航計画がありました。ANAやJAL、丸紅、SkyDriveといった大手企業が参加して、会場へのアクセスや遊覧飛行を予定していました。ですが結局、2025年大阪・関西万博の目玉とされる空飛ぶクルマの部品が4月26日のデモ飛行中に落下し機体が損傷した問題、国の航空機としての認証が間に合わず、2024年には商用運航を断念。つまり「車感覚でちょっと飛ばす」なんて甘い話じゃなくて、きっちり航空法のハードルを越えないと飛べないわけです。

【部品落下事故も発生】

さらに前記した様に2025年4月、万博会場でのデモ飛行中に部品落下事故まで発生。プロペラのモーターカバーが2つ外れて落下し、幸いケガ人はいませんでしたが「やっぱり航空機だよね、落下物は洒落にならん・・・・」と実感する出来事でした。

原因は「設計どおりに作られていなかった部品」だそうで、航空機レベルの品質管理が求められる理由がよく分かる話です。

【国交省の対応】

国交省も当然「空を飛ぶものは航空機扱い」というスタンスで、安全規制は厳格そのもので、大阪万博でのゴタゴタを見ても分かるように、「車」と呼んでハードルを下げる雰囲気はあっても、中身は完全に航空機なので、安全審査や制度設計の厳しさは避けて通れません。

【纏めると】

結局のところ「空飛ぶ車」と言っても、現状は「車の形をした航空機」です。街をスイスイ走って、信号待ちの後に空にビューン!・・・・なんてアニメみたいな世界は、まだまだ先の話です。

大阪万博での商用運航断念や部品落下事故は、その現実をまざまざと見せつけました。(笑)

とはいえ失敗や課題も含めて、未来を切り開くステップ、10年後には「空飛ぶタクシー呼んだ?」なんて会話が当たり前になってるかもしれませんネ。・・・・知らんけど(笑)(*´ω`)