今回は「接遇英語検定に合格すればVIP・・・・空港でちょっとだけ有利になる皮肉な現実」をカコウtロ思います。
とりま、最近、空港や駅で外国人観光客が増えてますネ。それに合わせて、タクシー乗務員の間でも「接遇英語検定」がちょっと話題になっています。合格すれば「ENGLISH CERTIFIED DRIVER=ECD」の認定を認定章がもらえて、空港の外国人専用レーンに並べる・・・・つまり、ちょっとだけVIP扱いかも・・・・知らんけど(笑)。でもこれって、本当に観光タクシー乗務員と同じぐらい特権があるんでしょうか?
【外国人が増えて英語検定も注目】
インバウンド客が増えて、空港のタクシー乗り場はいつも長蛇の列。そんな中、東京タクシーセンターの「外国人旅客接遇英語検定」が注目されている様で、今年の合格者はレベルはCEFRで A2〜B1。具体的には以下の様になっています。、
A2レベル:日常的な状況で簡単な会話ができる
B1レベル:旅行や仕事など慣れた状況で、自分の意見や情報を交換できるくらいの英語力です。TOEICに換算するとおおよそ400〜700点程度。合格すれば「英語できますよ」という証明がもらえるわけです。
因みに、この検定は、CEFR=ヨーロッパ言語共通参照枠のA2〜B1レベルに相当する英語能力を目指しています。
又、CEFR=ヨーロッパ言語共通参照枠とTOEICは、どちらも英語の能力を測るための指標ですが、その目的や評価方法が異なるすそうです。CEFRは、言語能力をA1からC2までの6段階で評価する国際的な基準で、主に教育や学習の場面で活用されます。一方、TOEICは、ビジネスシーンでの英語コミュニケーション能力を測ることに特化した試験で、主に就職や昇進の際に用いられるそうです。
【検定の概要と評価基準】
このCEFR検定では、以下の8項目を1〜5点の5段階で評価し、合計40点中28点以上で合格となります。ただし、いずれかの項目で1点評価がある場合は、28点以上でも不合格となります。
東京タクシーセンターが行い下記項目で試験を行うそうで、その内容が下記の様です。
A:印象、基本会話力、会話内容
B:表情、身だしなみ、姿勢、振る舞い
C:正しい言い回し、内容の適合性、即応力
D:文法力、語彙表現力
E:流暢さ
F:発音、抑揚、強調、リズム
G:声の大きさ、聞き取りやすさ
H:傾聴力
又、ロールプレイングを通じて、乗車時のルーティンワークや緊急時の対応など、実践的な英会話能力が求められるそうです。
【空港ではちょっとだけ得する】
で、ここが面白いところで、認定章を持っているだけで、羽田や成田の外国人専用レーンに並べちゃうんです。つまり、英語力があるから得するんじゃなくて、証明書があるかどうかでちょっとだけ優遇されるって事で、待機車両が多くて混雑する空港で列をショートカットできる、なんてラッキーな話ですよネ。
【観光タクシー乗務員との違い】
じゃあ、観光タクシー乗務員と同じかというと、そこは違います。
観光タクシーは法律で定められた資格で、研修や観光知識も必須です。一方で接遇英語検定は、あくまで「外国人対応力の証明」です。でも、実務で得られるちょっとした優遇措置は、観光タクシー乗務員と似てるんです。皮肉なことに、実際の英語力より認定章がものをいう場面もあるわけです。
【纏めると】
結局、接遇英語検定は「英語力を証明するちっちゃなパスポート」w。法的な権限はないけど、空港でちょっとだけVIP待遇を受けられる。乗務員からすると、「実際にtoic700点の多少英語できる乗務員」より「証明書持ってる方」が優遇される・・・・これって、ちょっと皮肉だけど、今のインバウンド時代のタクシー業界をよく表してますよネ。(*´ω`)