リース制タクシーは合法か違法か?MKの仕組みを考える

タクシー

皆さん、タクシーに乗っていて「リース制」って聞いたことありますか・・・・?
「え、合法なの?違法なの?」って思いますよね。今回はMKタクシーを例に、リース制タクシーの仕組みや、実際の法的な位置づけをざっくり解説してみようと思います。


【そもそもリース制タクシーって何ぞや?】
簡単に言うと、運転手が車のリース料やガソリン、保険、タイヤ、制服など、タクシーにかかるほぼ全部の費用を売上から払って、残った分が給料になる仕組みです。
MKの場合は、固定費に車両費や社会保険分、変動費に燃料代や修理費、制服代なども含まれてます。つまり、タクシー事業に必要な経費はほぼ全部、運転手持ちってわけです。


【乗務員のメリットとデメリット】
売上が多ければ給料も増えるので、「頑張ったら報われる!」というメリットがあります。
逆に売上が少ないと負担だけが重くなるので、かなりキビしい仕組みでもあります。


【リース制はC型賃金とほぼ同じ】
リース制の給与形態は「C型賃金」と呼ばれていて、個人タクシーに近い形です。
つまり、月の売上から経費を引いた残りが給料になるわけですね。

ただし、この方式には「名義貸し問題」がつきまといます。道路運送法33条では、タクシーの営業許可を持つ会社の名義を、他人に勝手に使わせることは禁止されているんです。
簡単に言うと、「営業権のまた貸し」ですね。


【法律的にはどうなの?】
実は法律で「リース制は禁止!」とは書かれていません。
ただ、安全面や適切な運営の観点から「好ましくない」とされています。
つまり国の見解としては「合法だけど、あんまり推奨はしないよ」という感じです。


【MKが運賃をあげない理由】
MKタクシーは運賃の値上げにいつも慎重です。
その理由はリース制にあります。会社が受け取るお金はリース料で固定されているので、運賃が上がっても会社の利益はほとんど変わらないんですね。
だから、「値上げしなくてもいいやん」ってなるわけです(笑)。


【纏めると】
リース制タクシーは運転手にとってメリットもあるけど、リスクもある仕組み。
法律的には合法ですが、国からすると「好ましくない業態」。
MKの運賃が安く、値上げに慎重なのも、このリース制の仕組みが影響しているんですね。