今回は「ハチ公バスとGOシャトル・・・・渋谷区が“GO”を選んだワケ?」を書こうと思います。
とりま、渋谷区では渋谷区が運行するコミュニティバスの「ハチ公バス」という物が2003年3月28日に運行を開始してた様なので、かれこれ22年運行してるそうです。
運行開始当初は、渋谷区の委託を受けた東急バスの淡島営業所と京王バスの中野営業所)運行を担当していて、現在、ハチ公バスは4つのルートで運行されているそうです。
ハチ公バスの運賃は、大人・子供同額で1乗車あたり100円です。現金、専用回数券、Suica、PASMOの ICカード乗車券、ハチペイが利用できます。シルバーパスや障がい者割引制度はないそうですが・・・・・ハチペイって何?(笑)
そんな渋谷区がハチ公バスの代替として導入を検討しているのは、意外にもコミュニティバスではなく「GOシャトル」だそうです。
7人乗りのワゴン車で区内を回すなら、他の地域が運行してるコミュニティバスで良いんじゃネと思うので、別に配車アプリを噛ませなくても運用できそうなものですが、なぜかGOが選ばれました。w
「運転手不足に対応するため」「デマンド交通で効率的に」・・・そんなもっともらしい説明が並びますが、裏を読めば「GO」にとっておいしい仕組みに見えるのも事実な様な気がするは自分だけでしょうか?。果たしてこれは区民のための新サービスなのか、それとも業界と行政の思惑が交差する新しい利権の形なのか。少々鼻につく選択に感じるのは、自部だけでしょうか?。
【建前の理由】・・・・もっともらしい説明w
渋谷区の説明はいつも立派です。「運転手不足でバスは難しい」、「狭い道路は小型車両が向いている」、「定時運行よりデマンド型のほうが効率的」、「財政的にもお得」・・・・とりま、よくできました。(笑)
一見すると区民思いのように聞こえます。でも、ここまで教科書的にきれいな理由が並ぶと、逆に胡散臭さが漂ってくるんですよネ。
【本音の理由】・・・・誰が得をするのか
では、実際に誰が得するのかを考えて見ると、まず、区はシステムを一から作らずに済む。GOのアプリに乗っかるだけで、「デジタル化しました!」とアピールできるわけです。次に国はMaaS推進に沿っていれば補助金が出て国交省の顔も立つ。そして一番笑っているのはGOでGOが手にする利益は単純に「運行委託費」だけじゃありません。
・配車システム利用料:アプリを使えば使うほどGOに手数料が入る
・決済手数料:乗車料金の支払いでGOがピンハネできる
・データ収集:誰が、いつ、どこで乗り降りしたかという“金のなる情報”を独占できる
・ブランド価値の拡大:「公共交通を担っているアプリ」という看板を得て、ビジネスを広げやすくなる
つまり、GOにとっては「走らせるだけの交通サービス」じゃなくて、利用者データと手数料を二重取りできる仕組みなんです。なので、区民が乗れば乗るほど、GOは太っていく・・・・これを利権と呼ばずに何と呼ぶのでしょうか?
【コミュニティバスではダメなのか?】
他の区は普通にコミュニティバスを走らせています。赤字でも区が面倒を見て、住民の足を守っている。
渋谷区も同じことをやろうと思えばできるはずで、7人乗りの車両を区が委託運行すれば、それで十分に成り立ちます。・・・・・でも、そうしないでわざわざGOを噛ませる。
これって「区民サービスの合理化」じゃなくて、「GOに利益を流すための口実」にしか見えないのは自分だけでしょうか?
【まとめrと区民のため?それとも・・・・】
表向きは「便利で効率的な新しい交通サービス」。
でも冷静に見れば、行政が業界に肩入れし、GOが甘い汁を吸う構図に見えます。区民の足を守るためと言いながら、実際に守られているのはGOのビジネスモデルと業界の財布で、「これが未来の移動サービスです」と持ち上げられても、素直に拍手する気にはなれません。
・・・・むしろGOの「区民を実験台にしたデータ商売」くらいに見えます。(笑)(*´ω`)