とりま、皆さんご存知、ニューヨークといえば「イエローキャブ」。街を歩いているだけで黄色いタクシーが目に飛び込んできますが、なんで黄色なのか知っていますか?まあ、目立つ色だから…というのは何となく分かるんですが、その理由には歴史と科学が絡んでますw
【黄色タクシーの始まり】
そもそも、黄色タクシーの始まりはアメリカ・シカゴのジョン・ハーツさん(1915年)がタクシー会社を立ち上げた時に「一番目立つ色は?」と調査した結果、黄色に決定したのが起源です。
これがニューヨークにも伝わり、今のイエローキャブ文化が定着したとのこと。
【黄色が目立つ理由】
科学的にも黄色は優秀な色らしいです。
- 波長:約570〜590ナノメートル
- 人間の目が特に敏感に反応
- 昼間でも遠くでも背景に埋もれにくい
さらに心理的にも「注意を引く色」とされ、道路標識やスクールバスも黄色が多いのは同じ理由。なるほど、危険注意にもなってるんですねw
【法律で黄色に指定されている】
アメリカの連邦制ってスゴイんですが(大麻合法州の話とかねw)、ニューヨーク市の行政法§ 19-514では「タクシーは黄色または類似色」に塗ることを義務化。
理由はシンプル、乗客がすぐ見つけられるようにするためです。
さらに市のタクシー・リムジン委員会では、黄色の色番号まで指定。Dupont M6284、通称「スクールバス・イエロー」で塗装することになっています。これで合法かどうかも一目瞭然。
【メダリオンとイエローキャブ】
ニューヨークのタクシー=イエローキャブは、正式な営業許可証「メダリオン」を持った公認タクシーのみ。路上で乗客を拾えるのは黄色に塗装されたメダリオン・タクシーだけです。

- メダリオンは個人でも法人でも所有可能
- 他人に貸し出すことも可能
- リース方式で運転手が日割りで支払う形もあり(日本のMK方式と同じw)
- 2010年代初頭は1枚1億円以上で取引されていたことも
要するに黄色は「安全・目立つ・合法」の三拍子揃った最強カラーなんです。
【纏めると】
- 黄色タクシーは1915年のシカゴ発祥
- 黄色は目立つ波長と心理的効果で選ばれた
- ニューヨークでは法律で黄色指定、メダリオン制度で公認タクシーを管理
- リース方式や給料体系も日本と似ているw
ゴールデンウィーク前にこの記事を書きながら、遠い目で「ニューヨークか~」と妄想してしまう今日この頃w。(^_-)-☆