タクシー乗務員のチップ事情

タクシーの話題

今回は「タクシー乗務員のチップ事情」について書こうと思います。

とりま、日本にはチップ文化がもともと根付いていないので、タクシーに乗って「はいチップね」なんて渡す人はほとんどいません。
でも、たま〜に「お釣りは結構です」とか、小銭を渡さずに置いていく人がいて、それが日本式チップ(?)みたいになってるんですよね。もちろん義務じゃなくて、ただの感謝の気持ちです。


【チップを渡されるシーン】
よくあるのは、

  • 外国人観光客が「クセ」で渡すとき
  • お釣りがジャラジャラと小銭だらけになったとき
  • ドライバーの印象がやたら良かったとき

…このあたりでしょうか。

「重い荷物をトランクに積んだとき」「長距離・深夜乗車」「特別にサービスが良かったとき」なんてケースもあるって言われますけど、正直自分の経験上はほぼナシ(笑)
欧米系の外国人だと慣習的にチップをくれる人がいますけど、アジア系のお客さんはチップ文化がないので、ほぼゼロです。

なので実際いちばん多いのは「お釣りが小銭の時」と「乗務員の印象が良かった時」って感じ。あくまで私見ですが…知らんけど(笑)


【昔はけっこう貰えた】
自分の記憶だと、料金体系が10円単位だった頃(初乗り710円とか650円とか)、端数チップは結構あったんですよね。
1日の合計が普通に4桁いくこともあって、「お釣りは取っといて」なんて言われると心の中でガッツポーズ(笑)。
…いや〜懐かしい。


【最近は減ったワケ】
でもここ数年で、その「端数チップ」もめっきり減りました。

原因は大きく2つ。

  1. キャッシュレス決済の普及
     コロナ禍をきっかけに現金を避ける人が増えて、ICカードやQRコード決済が一気に広がりました。現金を出さないから、お釣り=チップが発生しにくいんです。
  2. 料金体系が100円単位に統一
     初乗りも加算料金も100円きざみになったので、小銭のお釣りが出ない。必然的に「端数チップ」も消えちゃったわけです。

【乗務員側の事情】
実はタクシー会社によっては「お釣りは必ず返すこと」「金銭や物品の受け取りは禁止」なんて規則があるところもあります。
最近はドライブレコーダーもついてるから、もしチップを受け取ってる場面が記録されて会社にバレると「こらっ!」ってなることも・・・・。

逆に個人タクシーや小規模の会社は、割と柔軟に対応していて、「ありがとうございます」と受け取るケースもあります。
とはいえ、過剰な金額を渡されても気を遣うだけなので、ほんの気持ち程度がちょうどいいですね。


【今のチップ事情まとめ】
現金払いが減って、料金も100円単位になって、チップを渡す場面はどんどん少なくなりました。
でも正直、乗務員からすれば「ありがとうございました」と一言言ってもらえるだけで十分嬉しいんです。

形は変わっても、日本人らしい「感謝の気持ち」は今も健在。
……って、最後ちょっと真面目になっちゃったな。マジメか(笑)