タクシーメーターの『料金上がり予告機能』と停車時間の距離換算のしくみ

タクシー料金

今回は「タクシーメーターの『料金上がり予告機能』と停車時間の距離換算のしくみ」を書こうと思います。

とりま、東京のタクシーに乗ると、「ほとんど動いていないのにメーターが上がった?」と感じることはありませんか?
これは停車時間も距離に換算して料金に反映する仕組みがあるからです。
今回は東京の料金体系を踏まえ、300m走行+25秒停車時のメーターの動きと「料金上がり予告機能」のポイント表示の仕組みをなるべく分かり易く解説し様とおもいます。

【東京の基本料金体】
・初乗り運賃:1,096mまで500円(この区間は料金固定)
・以降加算:1,096m超過後、255mごとに100円ずつ加算
・低速(時速10km以下)時の時間加算:95秒ごとに100円加算(1秒あたり約2.68mの距離換算)

【300m走行+25秒停車時のメーター内部処理】
・実走行距離:300m(初乗り圏内)
・停車時間25秒 × 2.68m/秒 ≒ 67m(距離換算)
・メーター内部での積算距離は300m+67m=367mとして計算される。
・初乗り距離1,096mから367mを引くと、残りは約729m。
・料金加算は、この残り729mを走破した時点で初めて発生する。

つまり、メーターは内部で停車時間も距離換算しながら正確に計算していますが、料金表示は初乗り区間までは変わりません。

【料金上がり予告機能のポイント表示】
・メーターは加算までの距離や時間を5つのポイントやバーで表示。
・1ポイントは約51m(255m÷5)に相当。

例えばポイント2つ点灯は、約102mで次の加算が近いことを示しています。

【ポイント2つ点灯時に25秒停車した場合】
・25秒停車は約67mの距離換算。
・ポイント2つ(約102m)から67mを差し引き、残り約35mに。
・ポイント表示は機種や更新タイミングで遅れることもあり、
・実際の料金加算よりポイント減少が遅れる場合がある。

【纏め】
・初乗り区間までは料金は変わらないが、メーター内部では停車時間も距離換算し計算が進んでいる。
・料金加算は初乗り1,096mの残り距離を超えた時に発生。
・料金上がり予告機能は目安表示で、表示と内部計算のタイムラグが起こることもある。

【締め】
今回は、試行錯誤をしましたが、このように箇条書きで書く事が1番分かりやしぃち思ったので箇条書きにしましたが、‥‥・どうでした?
タクシーメーターの挙動には、普段乗っているだけでは気づきにくい「見えないロジック」が詰まっています。
初乗り区間内では料金は動かないように見えても、実際にはメーター内部で距離や時間が細かく積算され、次の加算に向けて準備が進んでいます。

そして「料金上がり予告機能」は、その準備の「視覚的ヒント」として乗客にも見えるようになっているわけですが、必ずしもその表示と料金の加算が完全に一致するわけではありません。

この仕組みを理解しておくと、渋滞時の停車や低速走行で「なぜ今、上がったン?」という疑問にも少し納得がいくかもしれません。
知っているだけで、タクシー料金の「仕掛け」がちょっと面白く感じられる・・・・・そんな一助になれば幸いです